Pocket

某缶コーヒーのCMで宮藤さんがたけしさん扮するタクシー運転手に「またうまくなるかもね。弱い人の気持ちを描くの」と缶コーヒーを差し出すシーンがある。

泣かせる気か! と思わず画面に突っ込んでしまいました。こんにちは、ドラマおたくのいだてん問わず語りです。

弱い人というのは、弱くなろうと思って、せっせと弱くなってるわけじゃない、強い人のようには振る舞えない、器用にこなせない、結果弱いというポジションに甘んじてしまう人たちを言うのだと思うのです。

また、強いばかりの人もいない、一箇所では強くなれてもその一方で弱さが出てしまうということもある。

宮藤さんて弱い人の気持ちというより、人の弱い面を優しい視点で、そっと背中を押すように描くよなぁ、といつも思うのです。

今回も、大竹しのぶさん演じる、息子をなくした池辺家の当主、幾代が死にたい気持ちを抱えて向かった先では、里に戻った嫁であったスヤが鍋を磨いていた。

そのシーンを見て「生きようとしている」と気づかせる。ちょっと弱っていた幾代が生きようと思うそのシーンに余計な説明はなく、感じさせるんですよ。

いいシーンだなぁ、かっこいいなぁ、となんどもリプレイしてしまいました。

強い、弱いは字面こそ勝ち負けに近い対立したイメージがあるけど、お互いがお互いに寄り添って表裏一体なんだな、とふと私もそのシーンを見て感じました。

でも余韻に浸ることなく、調子っぱずれの高砂や〜からテンポのいい展開が畳み掛けられ、あっという間に結婚、これもまた宮藤節の真骨頂。

来週は大根さんの演出ということでまた楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください